Q. よく、診断無料・インテリアコーディネイト料無料とか云われますがタダより怖いものは無い?

ショールームなどの無料コーディネイトコーナーは、参考程度に見に来るお客様のためにプランニングしていると言っても良いでしょう。

通常の施工業者に頼む場合、あなたがデザイン重視のイメージを持っていたとしたら、その業者が無料で提案してきたプランと大きなズレが生じるかもしれません。
これは施工業者に専門のコーディネータが居ない場合があり、提案不足になりがちなためです。 人件費がかさむためにコーディネータを雇えず、自社の人間がシュミレーションソフトで作って無料での提案という形を取っている施工業者は少なくありません。

しかしインテリアコーディネーターを専属で常駐させ、しかも無料でプランニングを行うところは意外と多いのです。

「ちゃんとコーディネータがいるし、プランニングは無料。しっかりしている」というイメージを持たれるかもしれませんが、ここが落とし穴です。
やはり、プランニングをするからにはコーディネータの人件費がかかっています。
プランニングをする日だけでも数日、常駐させると日々の人件費が発生しています。
しかも受注を受けてからのプランニングではなく「無料で行っている提案」なのですから、気に入らなければお客様は他社へ行ってしまうかもしれません。
確かに親切ですが、親切なだけでは会社の経営は成り立ちませんよね。

では、コーディネーターの人件費はいったい何処からの対価にするのか・・・それはその会社で「契約したお客様」が支払っていることになります。
名目上は「無料」となっていますが、お客様には目に見えない形で上乗せされているのが本当のところだと思いです。

結論としては、リフォームを行う時にコーディネイトが有料か無料かを事前に確認し、たとえ有料でもしっかり納得のいくプランニングを提案してもらえる会社を選ぶことです。
有料となり見積もりの数字が上がったとしても納得のいく金額であれば問題はありませんし、納得をして契約をするところは諸経費などに含むため、目に見えない無料の提案料より安く上がっていることもあるのです。

「専属コーディネーターがいるのに無料」なんてオイシイ話には慎重に検討した方がいいでしょう。