コーキング(シーリング)とは主に、コーキング材という液体を、お家の外壁のひび割れや外壁材同士の隙間、窓枠や水回りの縁などに注入する工事をいいます。
外壁のひび割れは、「モルタル」や「漆喰」というような、セメントや石灰と水を混ぜたものを塗り固めて作る「塗り壁」という種類の壁に起こりやすい現象ですが、コーキングは、基本的にそのひび割れを補修する工事です。

コーキング作業に使用する材料(コーキング材)とは、主にシリコンやポリウレタンなどから出来ている樹脂製品のことで、水や空気を通さないため、物と物の隙間に注入することで基本的には密閉状態にすることができます。
コーキング材は、シリコンやポリエーテルなどの樹脂でできているので、ゴムのように弾力があり、コンクリートと違って柔軟に形を変えることが可能です。

基本的にお家の外壁は、温度の変化や地震によって、私たちの目ではわからない規模で膨張と収縮を繰り返しています。

外壁は、コーキング材とは違って硬い素材でできているため、外壁材が押し合ったり引っ張りあったりすることでひび割れが起き、壁材同士に隙間ができてしまうことがあるのです。

お家の外壁材同士の間に、柔軟性を持つコーキング材を注入しておくことで、コーキング材がクッション替わりになり、外壁材同士が押し合いや引っ張り合いをしても衝撃を緩和して、ひび割れや隙間を作りにくくします。

ここでは、当社が行っているコーキング工法の一部を紹介いたします。

【補修範囲の確認・マーキング】

施工前に目視調査を行い、調査図面を作成し、施工範囲の確認を行う。(タイル面はタイル撤去後調査)
マーキングスプレー等を用いて範囲をマーキングする。

【Uカット】

電動工具(グラインダー)を用いて、クラックに沿って幅10m/m~15m/m、深さ10m/m~15m/m程度のU字型溝を設ける。

【清掃・プライマー塗布】

Uカット溝内及び周囲をダスター刷毛等を用いて清掃する。
目地刷毛等を用いて、溝内にコ二シニ―ルプライマー#7を均等に塗布する。

【シーリング材充填・養生】

コニシウレタンコーク材を溝内の7割程度充填し、ヘラ等を用いて押さえ密着させる。
24時間以上養生させる。

【プライマー塗布・ポリマーセメント充填】

ERポンド#55を均一に刷毛等を用いて塗布する。
フィックスLSを充填し、金ゴテ等を用いて平滑に仕上げる。

【養生及び清掃】

雨水を避けて24時間以上養生し、周囲の汚れを清掃する。

【補修範囲の確認】

施工前に目視調査を行い、調査図面を作成し、施工範囲の確認を行う。

【マーキング・穿孔】

タイル面はマスキングテープ等、モルタル面はマスキングスプレー等を用いて、浮きの範囲及び穿孔位置をマーキングする。
電動ドリルを用いて直径5m/m~6m/mほどの穴を外壁に直角に穿孔する。深さは躯体から30m/m程度の深さにする。
穿孔数は、タイル面1平米50穴、モルタル面1平米16穴とする。狭幅部は200m/m以下にする。

【孔内の清掃】

穿孔後、孔内の粉塵等をエアーダスターを用いて清掃する。

【エポキシ樹脂注入】

コニシE209(JIS A6024)を使用し、注入ガンを用いて最深部より25cc以上注入する。

【アンカーピンの挿入】

アンカーピンを孔内最深部まで挿入し、仕上げ面がら5m/m~10m/m程深く挿入する。

【養生及び表面処理・清掃】

モルタル面は、24時間以上養生し、表面にコニシE390(エポキシパテ)を塗布する。
タイル面は、24時間以上養生し、表面にタイル用目地セメントを充填する。
注入部以外の汚れ等を除去し清掃する。

【補修範囲の確認・マーキング】

施工前に打診調査を行い、調査図面を作成し、施工範囲の確認を行う。
マーキングスプレー等を用いて脆弱部の範囲をマーキングする。

【下地処理】

脆弱部をハツリ、強固なコンクリート下地を出す。

【錆落とし及び清掃】

鉄筋表面の錆を除去し、ダスター刷毛等を用いて周辺まで清掃する。(欠損部分は清掃のみ)

【防錆処理・プライマー塗布】

鉄筋部にラストチェンジ(防錆材)、その他にアルカードKL(アルカリ付与材)を2回塗布する。(欠損部分はアルカードKLのみ)
ERボンド#55を均一に刷毛等を用いて塗布する。

【ポリマーセメント充填】

フィックスLSを充填(1回20m/m程度)し、深部は数回に分けて充填し、金ゴテ等を用いて平滑に仕上げる。

【養生及び清掃】

雨水を避けて24時間以上養生し、周囲の汚れ等を清掃する。

【現状の確認】

施工前にコーキングの現状を調査する。
状況に応じて増し打ち(既存のコーキングの上に新しいコーキングで補修)と、打ち替え(既存のコーキングを撤去し、新しくコーキング打ち直す)のどちらで工事するか決定する。

【コーキング撤去】

カッターで切れ目を入れ、ペンチ等を用いてしっかりと剥がす。
※増し打ちの場合はこの工程は省く。

【プライマー塗布】

コーキングがはみ出さないようにするため、マスキングテープを貼る。
密着をより良くするため、刷毛を用いてプライマーを塗布する。

【コーキング充填】

奥に空洞ができないよう、目地部分にしっかりとコーキングを充填する。

【ヘラ押え】

専用のヘラを用いて内部に隙間ができなよう、均等に押し込む。

【仕上がり確認・清掃】

コーキングが乾く前に、壁につかないように注意しながらテープを剥がす。